LGBTの転職事情~履歴書やカミングアウト編~

FTM

どうも~
まみむめみーたろーです。

LGBTにとって誰もがぶち当たる転職や就職…
特にFTMや、MTFなどのトランスジェンダーにとっては
精神的にもめちゃめちゃ疲れますよね。

今回は転職回数を自分でもわからないくらい経験してきた僕が
どう乗り切ってきたかをお伝えします!

ちなみにですが、面接で落ちたことありません!!
少しでもお力になれますよう、解説していきたいと思います。

履歴書問題どうする?

「ここで働きたい!」と思ったら、
まず履歴書が必要ですよね。

多くのトランスジェンダーにとっては、これは一大事!
特に性別変更がまだ済んでいない場合めちゃくちゃ悩みます。
どちらに○をつけるか…
もはやつけないでいくか…
とても悩みますよね。

でも、簡単です。

自分で性別欄の無い履歴書を作りましょう!!!

そして男女の項目をさりげなく消しましょう!

フォーマットは検索すればいくらでも出てきます。
既存のフォーマットをほんの少しいじるだけです!

こちらに僕が使っている履歴書のフォーマットを載せておきますので、
ぜひご活用下さい。


では、なぜ自分で作成する、または性別欄がない履歴書を使うことを
推奨するのかをお伝えします。

それは望まないアウティングの可能性を下げるためです。

あってはいけない出来事ではありますが、これは僕の実体験でもあります。
まだ戸籍の性別変更をしていない時に、働いていた会社では
本来、採用担当のみが閲覧するべき履歴書が、なんと回覧板のように回ってきました。

しかもこれ一社じゃありません…
複数社が履歴書を誰もが見れる状況だったのです。

採用担当者や、上層部だけに伝え、自身が望んでいる性別で働くことになっても
履歴書に戸籍上の性別が記載されていたら、一瞬で周囲に広まります!

そういった望まないアウティングを避けるためにも、
証拠として残ってしまう履歴書にはそもそも記載をせず、
口頭のみで伝えるのがベストだと思います。

採用担当者に伝える?どのタイミングで伝えるべき?

履歴書持参するパターンと書類選考のパターンにもよりますが、
僕はどちらにせよ自作の履歴書で性別欄をなくしていたので、
書類上は男性として通っておりました。

面接ってだけでただでさえ緊張するのに、自分の性別の事言わなきゃいけないなんて
気持ちも滅入ってしまいますよね。

臨機応変に…というのが大前提でありますが、僕は基本的に面接では言いません!
特に面接一回なら言わないです。
面接が複数回の時でも言わなかったですね…(笑)

ではいつ伝えていたのかというと
内定をもらってからです。

ではどうして面接で言わず、内定をもらってからなのかを解説します。

これは僕の自身が、性別や見た目は関係なく、中身を見てくれてるかどうか?
を企業に対して求めていたからです。

あってはいけない事ですが、トランスジェンダーと言う事を伝えただけで
見る目を変え、態度までも変えてくる方もいます。
そのことを理由に採用をお見送りなんてこともよあるのが現実です。

僕は面接は対等であるべきだと思います。
なので僕らも企業を選ぶ権利があるので、きちんと評価をしてくれる企業なのか、
見定めるためにあえて伝えませんでした。

オススメの伝え方

ではどのようにして伝えるのか?
これも相当悩みますよね。

僕は内定貰った後、手続き等ありますよね?
内定承諾書や、契約書など、
入社前までのタイミングで伝えます。

必要書類や保険証作る際にはさすがに戸籍上の性別を使用するので、
入社前までに必ず伝えて下さい!

伝え方は至ってシンプルです。

「戸籍上の性別まだ変更してないです」

これしか言わないです。

説明するときも
「今は変更手続きしていないので、○性ですが、変更予定です」
ってサラッと伝えてました。

変更予定ですの一言で根掘り葉掘り聞かれる事はほとんどありませんでした。

余計な情報は伝える必要はありません。
もし追加で説明するとしたら
「これまでの前職(会社)では男性として働いていました。」
と伝えてください。

もしここで伝えた時に相手の反応が悪かったら、辞退したっていいんです。
僕も内定取り消しになった経験があります。
嘘つきとか、詐欺だとか暴言も吐かれました…ですが

性別に関して一切伝えていませんし、嘘はついてません、詐欺でもなんでもないんです。
履歴書には性別欄記載していないので。
ただ僕の見た目で判断した性別が、その時点での戸籍上の性別と不一致していただけです。
だから僕はそういう時は
「性別について記載をも無く、説明もしておりませんが、男として判断し
そのままお話を進めているのであれば、戸籍上の性別は何か不都合がありますか?」
と聞き返してました。
それなのに男子トイレを使うなとか言われたときは衝撃でしたけど(笑)
とにかくそこで働かなくて良かったと思っています!

相手からしたらいきなりのカミングアウトでビックリしているかもしれませんが、
不意打ちだからこそ、相手の本質が見えやすいです。
難色を示すようなら、この先も自分らしく働けない環境が待っているので、
ご縁が無かったと割り切る事を推奨します。
こっちからお断りだわっ!!ってくらいの気持ちで大丈夫ですからね。

終わりに

転職活動は確かに疲れますが、いい機会だと僕は思います。
僕は事前情報にはトランスジェンダーの事は載せませんでしたし、
堂々としていました。
もちろんスーツで面接へ行っていました。

ちなみに自作の性別欄の無い履歴書を使っていてこれまで、
一度もツッコまれた事ありません!!
こう見えて僕、採用担当なんかもやっていたことがありますが、
正直そこまで見ません!!(笑)
なのであまり気負いしないで大丈夫です。

あと、仕事は無限にありますし、余程でない限りその会社でしか出来ない事
というのはあまり無いので、とにかく自分の働きやすさを重視した方が良きかと思います。

今は色んな働き方もありますから!

大前提として面接でいきなり「私LGBTなんです」っていう必要性がわからないのですが、
面接でいきなり性癖?や恋愛?を話すようなものではないかなっていつも思ってしまいます…。

実際に働いていく上で必要になる手続き上の問題の時だけ、きちんと説明をすれば、
特に問題にはなりません。(僕は一度も問題になりませんでした)

会社にもよっては、保険証を男性と表記し裏面に性別違和の旨が書いてあるものを作成してくれたり、
ほとんどの会社は従業員情報は男性として登録してくれたり(いつ誰が見るかわからないから)
健康診断も男性にしてくれたりと様々な配慮をしてくれるので、そういった配慮には甘えましょう。

合わないかも?と思ったらほぼ間違いなく合わないので、
自分の直感を信じて次へ切り替えましょう!
自分が追い込まれてダメになる前になるべく早く動くことが大事です!







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